神戸市感染症発生動向 平成27年6月1日~6月7日

神戸市感染症発生動向
(指定病医院で1週間に診断された、1施設当たりの患者報告数をお伝えします)

【感染症週報】第23 平成27年6月1日~6月7日

【対象疾患】

  • インフルエンザは0.15人と流行はほぼ終息しています。
  • 感染性胃腸炎は8.3人と前週の7.2人と比して増加しています。
    ロタウイルスやノロウイルスによる胃腸炎は冬季に集中していますが、腸管アデノウイルスや細菌(カンピロバクター、サルモネラ、腸管病原性大腸菌、腸炎ビブリオなど)による胃腸炎は季節を問わず認められます。
    感染すると2~4日の潜伏期間ののちに、嘔気・嘔吐、下痢、発熱、腹痛などの症状が出現してきます。感染経路は食品や水を介した経口感染や、吐物や糞便を介した接触感染です。手洗いの励行、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒、生食摂取を避けるなどの感染予防に心がけてください。
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1.6人と、前週の2.3人より報告数は減少していますが、今後も注意してください。例年、冬季および春から初夏にかけての2つのピークが認められます。いずれの年齢でも起こり得ますが、学童期の小児に多く認められます。潜伏期間は2~5日で、突然の発熱、全身倦怠感、咽頭痛などの症状を認めます。
  • 手足口病は例年より早く増加し、2.4人と前週の3.3人より報告数は減少していますが、今後も注意してください。主に幼児・低学年児童に感染が認められ、0~5歳が発症者の89%を占めています。38℃前後の発熱、口腔粘膜・四肢末端に水疱性の発疹を認めます。
  • ヘルパンギーナも増え始めています。4歳以下の乳幼児に好発する感染症です。2~5日の潜伏期間があり、その後、高熱(39℃前後)、口蓋垂付近の水疱が出現します。
kansen20150617
投稿日:2015年6月17日|カテゴリ:感染症情報