神戸市感染症発生動向 平成27年6月8日~6月14日

指定病医院で1週間に診断された、1施設当たりの患者報告数をお伝え致します。

【感染症週報】第24週 平成27年6月8日~6月14日

【対象疾患】

  • インフルエンザは0.21人と流行はほぼ終息しています。
  • 感染性胃腸炎は9.8人と前週の8.3人、前々週の7.5人より増加の兆しがあります。
    ロタウイルスやノロウイルスによる胃腸炎は冬季に集中しますが、腸管アデノウイルスや細菌(カンピロバクター、サルモネラ、腸管病原性大腸菌、腸炎ビブリオなど)による胃腸炎は季節を問わず認められます。
    感染すると2~4日の潜伏期間ののちに、嘔気・嘔吐、下痢、発熱、腹痛などの症状が出現してきます。感染経路は食品や水を介した経口感染や、吐物や糞便を介した接触感染です。手洗いの励行、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒、生食摂取を避けるなど、感染予防に心がけてください。
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2.6人と、前週の1.6人より増加しています。
    例年、冬季および春から初夏にかけての2つのピークが認められます。いずれの年齢でも起こり得ますが、学童期の小児に多く認められます。潜伏期間は2~5日で、突然の発熱、全身倦怠感、咽頭痛などの症状を認めます。
  • 手足口病は例年より早く増加してきており、定点あたりの報告数が4.5人と前週の2.4人よりさらに増加し、警告レベルに近づいています。
    主に幼児・低学年児童に感染が認められ、0~5歳が発症者の90%程度を占めています。38℃前後の発熱、口腔粘膜・四肢末端に水疱性の発疹を認めます。感染予防には手洗いが有効です。
感染症情報
投稿日:2015年6月21日|カテゴリ:感染症情報