神戸市感染症発生動向 平成27年6月22日~6月28日

神戸市感染症発生動向
(指定病医院で1週間に診断された、1施設当たりの患者報告数をお伝えします)

【感染症週報】第26週 平成27年6月22日~6月28日

【対象疾患】

    • インフルエンザは0.1人と流行はほぼ終息しています。
    • 感染性胃腸炎は9.3人と前週の9.7人とほぼ同水準であります。

       ロタウイルスやノロウイルスによる胃腸炎は冬季に集中しますが、腸管アデノウイルスや細菌(カンピロバクター、サルモネラ、腸管病原性大腸菌、腸炎ビブリオなど)による胃腸炎は季節を問わず認められます。
       感染すると2~4日の潜伏期間ののちに、嘔気・嘔吐、下痢、発熱、腹痛などの症状が出現してきます。感染経路は食品や水を介した経口感染や、吐物や糞便を介した接触感染です。手洗いの励行、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒、生食摂取を避けるなど、感染予防に心がけてください。

    • 手足口病は5.4人と前週の4.6人よりさらに増加し、警告レベル開始基準値(定点あたり患者数5人)を超えております。主に幼児・低学年児童に感染が認められますが、成人にも感染する可能性はあります。潜伏期間は3~5日で、38℃前後の発熱、口の中・手のひら・足底部などに2~3㎜の水疱性の発疹を認めます。特効薬はありませんが、ほとんどは数日間のうちに治ります。しかしまれに髄膜炎や脳炎などの合併症をきたすことがあり、注意が必要です。感染予防には、1.感染者との濃厚接触を避ける、2.手洗いやうがい、3.感染者とのタオルの共用を避けるなどが有効です。治った後もしばらく(2~4週週間)は便の中にウイルスが排泄されますので、排泄物は適切に処理し、その後流水と石けんで手洗いを十分に行ってください。
    • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2.5人と、前週の1.3人より増加しています。
      例年、冬季と春から初夏にかけての2つのピークを認めます。いずれの年齢でも起こり得ますが、特に学童期の小児に多く認められます。潜伏期間は2~5日で、突然の発熱(38℃以上の高熱)、全身倦怠感、咽頭痛などの症状を認めます。感染予防には、1.感染者との濃厚接触を避ける、2.手洗いやうがい、3.感染者とのタオルの共用を避ける、4.看護者のマスクの着用などが有効です。
感染症情報
投稿日:2015年7月6日|カテゴリ:感染症情報