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咳喘息

咳喘息はどんな病気?

最近非常に増えている病気です。
気管支喘息のようなヒューヒュー、ゼーゼーといった呼吸(喘鳴 ぜんめい)や呼吸困難は認めませんが、咳だけが長く続く病気です。咳喘息は気管支喘息とは異なりますが、気管支喘息の前段階と考えられています。風邪が引き金となって発症することが多く、風邪は治ってそうなのに咳だけが続く場合、この病気を考える必要があります。

咳喘息の症状

気管支喘息のような喘鳴や呼吸困難がなく、乾いた咳だけが続き、発熱や痰などは一般的には認めません。風邪の後に続いて起こることが多く、風邪が長引いていると思われる方も多いです。
他に下記のような場合も咳喘息の症状が疑われます。

  • 風邪をひきやすく、風邪薬や咳止めがなかなか効かない
  • 「のどがイガイガする」「のどに痰が絡む」など、のどに違和感があり 咳がでる
  • 布団に入った直後や夜間・明け方に咳き込む(夜間にひどく、不眠の原因にもなる)
  • 冷気を吸った時、電車に乗った時などに咳き込みやすい
  • 会話時、長電話時、運動時、笑った際に咳がでる
  • タバコの煙、香水の匂い、ほこりなどで咳がでる
  • 季節の変わり目、梅雨時、台風シーズンに咳がでる

咳喘息の原因

原因は今のところよくわかっていませんが、気管支喘息と同様に気道粘膜に炎症が起こっているために症状が出現します。アレルギー体質の人に多く、一般的に女性に多いといった特徴があります。また一度症状が改善しても再発を繰り返すことがあります。

咳喘息の検査と診断

問診で病歴を詳しくたずねたうえで総合的に診断していきます。
気管支喘息になったことがなく、長びく咳を認め、ちょっとした刺激(冷気、煙、会話、運動、匂いなど)で咳が誘発される場合などに疑います。(長引く咳は、厳密には8週間以上持続する場合をさしますが、8週間も無治療で経過を見ることは非現実的でありますので、3週間以上持続する際には咳喘息を強く疑います)
次に、咳喘息では異常は認めませんが、結核や肺癌などを除外するためのレントゲン撮影や、気管支喘息やCOPD(タバコ病)といった疾患を除外するための肺機能検査を行います。さらに、咳喘息は気管支喘息と同様に好酸球性気道炎症を認めるために、呼気NO(一酸化窒素)検査などが補助診断のために用いられます。そして気管支拡張薬を用いた治療がよく効いた場合に咳喘息と診断します。

咳喘息の治療方法

風邪薬、抗生物質や通常の咳止めでは効果を認めません。治療は気管支喘息と同じで、気道の炎症を抑える吸入ステロイドが基本となります。夜間症状が強いなど、生活に支障が出る場合には、長時間作用型の気管支拡張薬を併用します。気管支拡張薬は一時的に症状を減らすのには効果的でありますが根本治療にはならず、咳をなくしていくには吸入ステロイド薬が必要になります。ステロイドや気管支拡張薬には内服薬と吸入薬がありますが、主には副作用の少ない吸入薬を用います。その他の治療薬として抗アレルギー薬の内服があります。
治療をせずに放っておくと、約3割の人が気管支喘息に移行してしまう危険性があるので、咳嗽が続く場合には医療機関を受診するようにしましょう。また気道の炎症が治まるには数か月かかります。症状が改善したからといって自己判断で治療を中止せずに、薬剤の中止時期は必ずかかりつけ医に相談するようにしてください。

咳喘息の日常生活における注意点

咳喘息の予防のためには、気道にさらなる炎症を起こさせないようにすることが大切です。インフルエンザをはじめとするウイルス感染や風邪を予防するために、風邪の流行時にはマスクの着用や手洗い・うがいを心がけましょう。マスクの着用は冷たい空気から気道を守るためにも有用です。
たばこ煙によっても気道に炎症が増強されるので、禁煙も重要となります。
ダニやハウスダストも関与している場合があるので、こまめな掃除と、ほこりっぽい場所を避けるようにしてください。
疲労・ストレスをため込まず、バランスのとれた食事や規則正しい生活を心がけてください。