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インフルエンザ

インフルエンザはどんな病気?

インフルエンザは流行性疾患であり、いったん流行が始まると短期間に乳幼児から高齢者まで多くの人へ感染が広がります。毎年、12月〜3月頃に流行します。
主な症状は、突然出現する、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状やせき、のどの痛み、鼻汁などです。風邪と比べて全身症状が強いのが特徴で、 肺炎や脳症などの重い合併症を引き起こすことがあります。

インフルエンザが疑われる場合は、咽頭ぬぐい液、うがい液、鼻腔吸引液などからのウイルス分離する方法や血液検査で抗体価をチェックする方法、遺伝子検査などで確定診断が得られますが、検査に日数を要します。
したがって一般的にはインフルエンザウイルス抗原を検出するための迅速診断キットを用いて検査を行います。鼻の奥やのどの奥を細い綿棒で拭って検体を採取します。
通常15分以内に結果が判明します。発症直後(発熱してすぐ)は、体内でのウイルスの増殖が少なく、十分に採取できないため迅速検査で正確な結果が得られない事があります。一般的には、発症後半日~1日経過してから検査を行います。

インフルエンザの種類

インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。
このうち流行の原因になるのはA型とB型です。現在、本邦で流行しているインフルエンザウイルスはA(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型とB型の3種類です。
H1N1:かつてはソ連型と呼ばれるもの流行していましたが、現在は2009年に発生した型がソ連型に置き換わって流行しています。 H3N2:香港型と呼ばれているもので、1968年より流行しています。
これらの3種類のインフルエンザウイルスがどのように流行するかはその年によって違います。2009年のような新型インフルエンザが発生する可能性もあります。同じシーズン中にA型とB型のインフルエンザウイルスにかかることもあります。

インフルエンザはどのようにしてうつるのか?

感染経路は飛沫感染と接触感染があります。
感染した人がくしゃみや咳をすることで飛び出したウイルスを、別の人が口や鼻から吸い込むことで体内に入り込む飛沫感染。ドアノブやスイッチなどウイルスが付着したところに触れた後に、鼻や口に触れることで粘膜などを通じて体内に入り込む接触感染があります。潜伏期間は通常1~3日と言われております。

インフルエンザの予防法

流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは、体内にインフルエンザウイルスが入ってきても(感染しても)、発病を低減させる効果(ワクチンで完全に予防することはできません)と、インフルエンザにかかった時の重症化防止に有効と報告されています。ワクチンの予防効果が期待できるのは接種した2週間後から5カ月程度までと考えられています。12月中旬までにはワクチン接種を終えることが望ましいと考えます。

飛沫感染と接触感染対策

飛沫感染予防のためにマスクが重要と考えられます。特に、 インフルエンザに感染した人がマスクをすることにより、ウイルスが 空気中にまき散らされるのが抑えられ、感染を抑える効果は高いと 言われています。咳エチケット(咳やくしゃみを他の人に向けて発しない、咳が出るときは出来るだけマスクをする、手でくしゃみや咳を受け止めた際にはすぐに手を洗うなど)を心がけましょう。接触感染予防としては、流水や石鹸による手洗いやアルコール消毒が有効です。こまめに手洗いを心がけましょう。

適度な湿度(50%程度)

空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。外出時には乾燥した空気を吸い込まないようにマスクを着用し、乾燥した室内では加湿器などを用いて50%程度の湿度を保つようにしましょう。

その他

体の抵抗力を高めるために、十分な休養をとり、適度な運動(散歩など)をし、暴飲・暴食を避け、十分な栄養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。帰宅時の手洗い・うがいも感染予防としてお勧めします。

インフルエンザにかかったら

体調のすぐれないときには早めに医療機関を受診しましょう。
現在、内服薬や吸入薬、点滴薬など5種類の抗インフルエンザウイルス薬があり、発症から48時間以内に開始すると発熱期間が通常1~2日間短縮されます。薬剤は医師が必要と認める場合に処方されますが、処方されたら指示通りに服用してください。
安静にして十分な睡眠をとってください。また脱水症状の予防のためにもこまめに水分補給をしましょう。
せきやくしゃみなどの症状がある場合には、周囲に感染を拡大させないためにもマスクを着用しましょう。感染予防のため、1時間に1回程度、短時間でも部屋の換気を心がけましょう。
熱が下がってもウイルスの排出が持続します。人込みや繁華街への外出を控え、無理に学校や職場に行かないようにしましょう。
学校保健安全法では、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」、幼稚園・保育園に通う乳幼児については、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで」が出席停止期間と定められております。
小児、未成年者では、インフルエンザ罹患により、急に走り出したり、部屋から飛び出そうとするなどの異常行動を起こす恐れがありますので、発症後少なくとも2日間は患児の厳重な観察が必要であります。