「最近、咳が止まらない…」それ、気象病や風邪がきっかけの喘息かもしれません。呼吸器専門医が伝える「喘息治療継続」の大切さ|神戸市東灘区・御影の谷尻医院
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【医師が解説】インフルエンザ後に咳が長引く・止まらない原因とは?夜眠れない症状は咳喘息かも

こんにちは。神戸市東灘区、阪神御影駅から徒歩1分にあります「谷尻医院」です。当院は昭和23年の開院以来、70年以上にわたり地域の皆さまの健康を見守ってまいりました。現在は「呼吸器専門医」「総合内科専門医」「アレルギー専門医」の資格を持つ医師が在籍し、風邪やインフルエンザなどの感染症から、長引く咳や喘息、生活習慣病まで幅広く診療を行っています。
今年は例年に比べて、インフルエンザの流行開始が非常に早いのが特徴です。当院の感染外来(発熱外来)でも、連日「インフルエンザA型」と診断される患者さんが非常にたくさんいらっしゃいます。
それと同時に、最近増えてきているのが、「2〜3週間前にインフルエンザにかかり、熱はすっかり下がったのに、激しい咳だけがずっと残っている」「夜中に咳き込んで何度も目が覚めてしまい、熟眠できなくて辛い」「市販の咳止めや風邪薬を飲んでも一向に治まらない」といった患者さんの来院です。
「インフルエンザの後遺症かな?」「風邪の後の咳が長引いているだけ?」と思われがちですが、実はこのような症状で受診された方の中に「咳喘息(せきぜんそく)」や「気管支喘息(きかんしぜんそく)」と診断される方が多くおられます。今回は、なぜインフルエンザ後に激しい咳が残るのか、その理由と正しく対処するためのポイントについて詳しく解説します。
1. なぜインフルエンザの後に「激しい咳」が残るのか
インフルエンザウイルスは、喉や気管支の表面にある気道粘膜に感染し、激しい炎症を引き起こします。ウイルス自体は抗ウイルス薬やご自身の免疫力によって数日で退治され、熱も下がるのですが、ダメージを受けた空気の通り道は非常にデリケートで敏感な状態になっています。
このインフルエンザによる強い気道炎症が引き金となり、元々アレルギー体質をお持ちの方や、それまで症状が出ていなかった方も気管支喘息や咳喘息の症状が急に誘発されたり、悪化してしまうのです。「熱がないから大丈夫」と自己判断せず、気管支が悲鳴を上げているサインを見逃さないことが大切です。

2. ただの風邪の後の咳と「咳喘息・気管支喘息」の見分け方
通常、インフルエンザや風邪の後に残る咳は、日数の経過とともに少しずつ和らいでいきます。しかし、単なる後遺症ではなく「咳喘息」や「気管支喘息」へと移行している可能性が高いサインがあります。いくつかの特徴的な症状に分けてご説明します。
夜間から明け方にかけての悪化
最も特徴的なのは、夜間から明け方にかけて咳がひどくなることです。何度も目が覚めてしまうため、十分な睡眠がとれず、日中の体力や免疫力の低下につながってしまいます。「咳で夜眠れない」という状態は、体が休息を求めている大切なSOSです。
日常のちょっとした刺激による咳き込み
冷たい空気を吸い込んだときや、会話や電話をしているとき、笑ったときなどに急に激しく咳き込むのも特徴です。また、横になると喉がイガイガして咳が出やすくなることもあります。電車の中や職場での会議中など、咳を止めたい場面で出てしまうため、精神的なストレスを感じる方も少なくありません。

呼吸の際の違和感と長引く症状
息を吸うと「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がしたり、胸の苦しさを感じる場合は、気管支喘息の可能性が高くなります。さらに、市販の風邪薬や通常の咳止めがほとんど効かず、熱が下がってから2週間から3週間以上も咳が続いている場合は、専門的な診断が必要です。
3. ご家庭でできる咳の対策と予防法
咳が長引いているときは、気道が非常に敏感になっているため、日常生活での優しいケアも大切になります。
まずは、部屋の乾燥を防ぐことが重要です。加湿器を使用したり、濡れタオルを干したりして、室内の湿度を適度に保つように心がけてください。また、冷たい空気は気道を刺激するため、外出時や就寝時には首元を温かく保ち、マスクを着用して冷気やホコリを直接吸い込まないように工夫しましょう。こまめな水分補給で喉を潤すことも、咳を和らげる助けになります。温かいお茶や白湯などを少しずつ飲み、喉を労ってあげてください。

4. 放置は禁物!専門的な診断と「吸入治療」が大切な理由
「そのうち治るだろう」と放っておくのはとても危険です。特に咳喘息の場合、ゼーゼーという音はありませんが、気道の表面では見えない炎症が続いています。適切な治療をせずに放置してしまうと、成人の約30〜40%が本格的な気管支喘息へと重症化・移行してしまうことが分かっています。
当院での客観的な検査
谷尻医院では、息を吹き込むだけで気道のアレルギー炎症の程度を客観的な数値で測定できる「呼気NO(一酸化窒素)検査」などを導入しております。これにより、その日のうちに咳の原因を精度高く診断し、分かりやすくご説明いたします。痛みを伴わない簡単な検査ですので、どうぞご安心ください。
症状に合わせた適切な吸入治療
咳喘息や気管支喘息の治療には、飲み薬の咳止めではなく、気道の炎症を直接抑える「吸入ステロイド薬」や、気管支を広げるお薬を用います。これらを正しく使用することで、夜も眠れなかった辛い咳は驚くほど速やかに和らいでいきます。

5. 夜眠れないほどの辛い咳、がまんせずご相談ください
インフルエンザの熱が下がった後の長引く咳や、夜間の激しい咳き込みは、体が発しているSOSサインです。家事やお仕事でお忙しい毎日かと思いますが、咳で体力を奪われないよう早めのケアが大切です。
当院では、呼吸器専門医・アレルギー専門医の視点から、お一人おひとりの症状や体質に合わせた最適な治療をご提案しております。
阪神御影駅から徒歩1分と通いやすい場所にございますので、「夜何度も咳で目が覚めて辛い」「咳で夜が眠れない」「市販の咳止めが効かない」「電車内で咳き込んでしまう」「しゃべったり、笑ったりすると咳き込む」とお悩みの方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。
辛い咳から解放されて、ぐっすり眠れる健やかな毎日を取り戻しましょう。
谷尻医院(呼吸器内科・総合内科・喘息外来)
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